第一号

インターネットやネットワークセキュリティに関する様々なカンファレンスがあるが、 その中でも最先端の技術を効率よく紹介するDEMOカンファレンスがある。 2月にアリゾナ州フェニックスで開催されたDEMOカンファレンスの参加レポートを簡単に紹介したい。

DEMOカンファレンスとは、IT 関連の新技術を各社6分間の持ち時間の中でステージ上で実際にその技術、 製品のデモを見せるカンファレンスである。参加企業はスタートアップの新興ベンダーから大手IT企業まで多様な顔ぶれが揃う。 DEMOカンファレンスにてデモを希望する企業は数百社あるそうで、その中からDEMO選考委員が絞り込んだ70社が2日間の間に プレゼンテーションを行なうしくみだ。選考基準はこれまでに見た事が無い画期的な技術を持つ企業や、 これまである技術を組み合わせたり視点を変えたりして新しい技術を開発した企業が選ばれる。 過去に参加して、現在有名な企業は、SixApart, Tivo, Palm, E-Trade, IronPort 等があり、弊社サービスでも利用している、 NetliやBigFixも過去にDEMOに参加している。

Executive Producerで DEMOカンファレンス司会進行役のMS. Chris Sipleyが 「今回のテーマは "Simple, but not simplify" である。」と冒頭のスピーチで語っていた。 実際にデモを行った企業を包括的に見ると、製品の機能を削ぎ取って単純化するのではなく、 技術が分かりやすくユーザにとってシンプルで使いやすい製品が揃っていた。 ここでは面白い技術を持ったデモンストレータの例をいくつか取り上げてみたいと思う。


今回マルチメディア系で特に目を引いたのが Riya (http://www.riya.com/) だ。 Riyaは画像内の顔を見てその人物が誰かを自動で判断するフェイスレコグニション技術と、画像内にある文字をデータとして認識する テキストレコグニションの技術を使用している。

検索したい内容をGoogle等の検索エンジンを使用して、望んでいた答えが一回の検索で得られず、手を替え品を替え色々なキーワードを使用して検索を試みる経験をしている方も少なくないと思う。 そういった場合は Cosmix (http://www.kosmix.com/) を試されてみては如何だろうか。

旅行やイベントの写真をデジカメで撮ってPCやCD等の媒体に保管されている方が増えていると思う。 筆者自身の経験上、それらの写真を見ようと思っても、CDやハードドライブの何処に保管したかうろ覚えで探すのが大変だったり、 写真の存在を忘れてしまう事すらある。これらのデジタル写真をアルバムの様に本に納めて保管できれば、と思われる方にはBlurb(http://www.blurb.com/)を紹介したい。

DEMO カンファレンスでは、毎回IT関連以外で遊び心のある製品が少し紹介される。 今年はアイスクリーム自販機のMooBella(http://www.moobella.com/)がそれにあたる。

DEMOカンファレンスで目の当たりにする製品は、すぐにビジネスに直結するというものは少ないが、画期的で見ていて楽しくなる技術や、 1-2年というスパンで見れば可能性を広げる架け橋となるものも多い。上記に紹介させて頂いた例はほんの一部でしかない。 もし興味を持たれたのであれば息抜きにでもDEMOのサイト(http://www.demo.com/)を覗いてみては如何だろうか。