第四号

2006/9/25から2006/9/27にサンディエゴで開催されたDEMOfall06カンファレンスに参加しましたので、この場を借りて簡単にご紹介させて頂きます。


■ DEMOfallカンファレンスとは

Network World Events and Executive Forumsが主催の新規ITテクノロジーを紹介するカンファレンスで、毎年2月に行なわれるDEMOの秋版。イベントを開始してから今年で16年目になる。2日間を通して60-70社が壇上に上がり、各社6分の制限時間内にデモを行ないながら製品紹介をするので、見ている側も短時間で製品について理解しやすい。参加企業はDEMOのExecutive ProducerであるChris Shipleyが中心になって選定するが、画期的な技術を持っていて、DEMOカンファレンスのタイミングで製品のプレスリリースを行なうベンダーが多い。プレゼンテータは新興企業が多いが、新製品があれば大手企業でもプレゼンテータとして参加できる。ブログのMovableTypeやSun MicrosystemsのJavaも以前DEMOに参加した経緯がある。

展示会場 ステージ
左: 展示会場。 右: ステージ。写真はDEMOgod受賞者を発表している。

■ 今回の傾向

今回のカンファレンスは1500社の参加希望ベンダーの中から選考された67社がプレゼンテーションを行なった。企業・消費者向け、モバイル・PC技術、電話やカーナビ、ホームセキュリティなど様々なITテクノロジーを紹介していた。600名前後の参加者がおり、主にベンチャーキャピタル・IT企業・IT系雑誌・新聞社やポッドキャスト配信会社などのメディアからの参加者が多かった。

DEMOfallは2年前までDEMOmobileという名前のカンファレンスで、モバイル関連技術を中心に紹介していた背景があるが、その名残でDEMOfallイベントは2月に行なわれるDEMOに比べてモバイル系技術が多かった。

消費者向け製品では、話し相手になったり天気予報やVoIPで音声メッセージの受け渡しをするウサギや、USB経由で充電できる電池が目を引いた。地域のイベント情報とソーシャルネットワークを合わせたHeyLetsGo、現在の道路混雑状況を考慮して最短コースを教えてくれるカーナビのDash Navigationなどのロケーションベースのサービスや、ビデオ・オーディオ・画像に関連した新製品は色々な形で提供されており、今後も成長しそうな分野だ。

企業向け製品は、ウェブページ・メール・ドキュメント・データベースなど形式にこだわらずプロジェクト別に管理できるツールがいくつかあり、AJAX技術を取入れて使いやすさを強調している製品が多かった。また、Windows Office形式のファイルと互換性があるオンラインドキュメント管理ツールのThink Free、Microsoft Exchangeから移行可能なLinuxのメールサーバを提供するPostPathなど、従来から使用しているために使用し続ける必要があったツールの代価製品が出てきている。

■ 参加企業の紹介

・RingCube - MojoPac
iPod等のストーレッジデバイスを使用してファイル・アプリケーション・デスクトップ設定を含めたOS環境全てを持ち運ぶ事ができるMojoPacを発表した。

Presto Services, Inc.
コンピュータを操作しないで電子メールを受け取る事ができるPresto Serviceを発表した。連動するプリンターを使用して電子メールやニュースレターなどをプリントアウトして提供する。コンピュータを使用しない高齢者をターゲットにした製品。

Moixa
USB経由で充電可能な単三電池を紹介。

Moixa

i-Lighter
テキストブックや雑誌などの重要なポイントを蛍光ペンでハイライトする感覚で、ウェブページの重要ポイントをハイライトして情報を保管できるツールの i-Lighterを発表。