著者: 山田 梨花 ( IIJ アメリカ、 Service Development & Technical Planning )
2007年10月22日から26日までニューヨークで開催されたInteropについて簡単にご紹介します。今回は仕事の合間を縫っての視察スケジュールとなってしまったため、展示会の様子や、展示ベンダーの紹介を簡単にさせていただく形となっていますが、是非ご参照いただければと思います。

CMP Media社(United Business Media社)が主催する、企業向けのネットワーク関連技術や、最近の IT動向を紹介するイベントで、1週間のカンファレンスと2日間の展示会から構成されています。カンファレンスではITスタッフ向けの内容が多く、ITトレンドの紹介、適切な IT技術の導入方法のhands onトレーニングなどのセッションが用意されています。

東京、New York、Las Vegas、Brazil、Europeなど様々な場所で年に数回開催されていますが、アメリカではInterop Las Vegas の方がInterop New York に比べて規模が大きくなっています。



今回のInteropはVoIPや企業向けコミュニケーション技術を集めたVoiceCon及び企業向けモバイル技術を中心に紹介するMobile Business Expoと同時に開催されていました。また、同時期にグローバルなアウトソース関連のソリューションを紹介する Outsource Worldも同じNew York Javits Centerで開催されていました。

New Yorkで以前開催されたInterop展示会には何度か参加したことはありますが、今回のイベントは従来と比べて小規模でした。展示場に出展している企業数は約140社。同時開催されていたVoiceCon、Mobile Business Expoを合わせても計170社でしたので、展示会を回るには1日で十分といった感じでした。大手企業からは、Microsoft、IBM、Citrix、Novell、Juniper、Foundry が出展していました。

Interopの展示区域ではネットワーク関連の機器が多く出展されていました。ネットワークの監視機器やNAC(Network Access Control)、認証技術、IDS/IPS、Applicationレベルのセキュリティアプライアンスやソフトウェア、ネットワークのテストツール、WAN 最適化アプライアンス、仮想化技術などが紹介されていました。

セミナーの内容はNAC、CIO向けのBoot Camp、仮想化、ストーレッジ、認証技術、IPS、Disaster Recovery、コンプライアンスなどを題材としたものが用意されていました。

展示場の一角に、各出展企業のブースで使用されるネットワークを集約するNOC(Network Operation Center)が、ガラスで囲まれた部屋に設置されていました。各展示ベンダーが実際に使用しているサーバラックを見ることができ、また、各出展企業のブースへ、ネットワークをDistributeする作業を、実際に導入に携わったスタッフが説明する無料講座、“InteropNET Tour”を提供していました。
ワイヤレスルータの設置場所、カバレッジの説明、T1 Lineを天井内経由で各ブースにDistribueしていることや、使用しているパーツの紹介なども細かく説明されていました。私は途中からの参加だったため、全貌を見ることができませんでしたが、とても興味深い講座でした。




WAN最適化のアプライアンスを提供する会社。今回の展示会では最新版のデータセンター向けアプライアンスSteelhead 6120を紹介。従来の2 倍にあたる 3TB のディスク容量を用意し、アプリケーショントラフィックの挙動、サイズ、種類によって適切なネットワーク最適化を図る機能や、データセンター間の Disaster Recovery 動作の最適化、Oracle 11i対応、保管データの暗号化機能を追加したことを紹介。ここ数年、展示会などのイベントで見かけている印象から、少しずつ羽振りが良くなっているイメージ。


イギリスから出展のベンダー。スイッチの使用状況の検知、ネットワークの使用状況の把握が可能なアプライアンスを紹介。使用されていないポートを簡単に検知することができるため、ポートの再利用が容易になるとのこと。どのポートをどのデバイスで使用しているかも容易に把握できるらしく、スイッチや、その他デバイスのトラブルシューティングやポートの設定ミスの検知などが従来と比べて簡単にできる模様。


DDoS(Distributed Denial of Service)対策に特化した、セキュリティアプライアンスを紹介。Phishingやマルウェアなど他の攻撃の対策にはならないが、DDoS攻撃があった場合、即座に検知。DDoSパケットと通常のパケットを区別し、通常のパケットだけを通すソリューションを提供。DDoSパケットの制御は2分以内にできる模様。Router、Firewall、IDSなどの前にRioReyアプライアンスを設置すれば、DDoS攻撃を受けた際に、それらのデバイスに負荷がかからない、というのが売り。サービスの遅延、停止がビジネス運用上クリティカルなStreaming, VoIPなどを使用している場合に、効果を発揮するとのこと。




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