|
 
IIJ ソリューションサービス部 リセールサービス課
下河 大介/山本 健太郎/長濱 英文/篠木 敏哉
企業の情報システムの運用・監視を24時間365日つかさどり、ICT社会の基盤を担うデータセンター。
ここではデータセンターにまつわるキーワードをまとめました。
1.ラック
サーバ等を複数かつ集中的に収容するための筐体(キャビネット)です。
データセンターに導入されているラックの多くは、米国電子機械工業会(EIA:Electronic
Industries Alliance)により規格化された、機器取り付け用支柱の水平間隔が約482.6ミリ幅の19インチラックです。この19インチラックに搭載可能なサーバの高さも、ユニット(1U=44.45ミリ)という単位で規定されています。
また、ラックの奥行きについては規定がありませんが、約900ミリや約1000ミリが主流となっています。
2.ケージ
個室または金網で区切られ、独自に施錠された場所です。
データセンターにおいては、視覚を遮らず見通しが利き、外部からの侵入や内部不正を防ぐことができます。ワイヤーメッシュ仕様のケージなら、空気の流れに影響を与えず、機器の放熱を妨げないという利点もあります。
またラック単位の契約では、困難な拡張性、自由度、高度なセキュリティレベルを実現します。機器単体で施錠できないメインフレームの周囲を囲いたい、もしくはセキュリティレベルをさらに高めるために専有スペースとしての区画を設けたい、といった場合に利用します。
3.チャネルベース
ラックはスラブ床に設置される架台とボルト締めによって耐震固定工事を施しますが、データセンター標準として提供されているラック以外を利用する場合、ボルト穴の位置が異なることがあります。
このような場合、専用の架台を製作してラック固定するか、あるいはデータセンターで標準採用されている架台をそのまま利用して、ボルト穴を合わせるためのチャネルベースを介してラック固定するかのいずれかになります。
チャネルベースは標準架台の上に設置するため、専用の架台を製作する場合と比較して、安価かつ短期間での施工が可能というメリットがあります。
4.サッカー/ハンドル
サッカー(sucker)とは、フリーアクセス床(二重床)のスチール製やアルミ製パネルを取り外すための吸盤のついた器具です。
レバーが付いていて、吸盤の効果で床にはまったパネルを上に持ち上げて、取り外すことができます。
またハンドルとは、支柱固定式のフリーアクセス床パネルの固定を解除するための器具です。
支柱固定式のフリーアクセス床は、サッカーとハンドル両方が揃わなければ、開放することができません。
なお、海外ではサッカーをfloor
pullerやsuction lifterなどと呼んでいます。
5.ホット・アイル/コールド・アイル
ホット・アイル(hot isle)とは、サーバ等の機器排熱(暖かい空気)が集まる場所を、またコールド・アイル(cold isle)とは、サーバ等の機器冷却を行うための冷えた空気を集める場所を指します。
ラック搭載機器の排熱方向やラックの排熱方向を設計することによって、サーバルーム内架列間の通路をホット・アイルとコールド・アイルに分け、冷却効率のいいエアフローを実現することができます。
サーバの薄型化・高密度化が進み、ブレードサーバが普及している現在では、エアフローを考慮したラックレイアウト、機器レイアウト等を考える必要があります。
6.アンチパスバック
サーバルームなどのドア外側と内側に、カードリーダ等のセキュリティ装置を設置して、入退室の矛盾を検知するものです。
もし、ドア外側のカードリーダで入室認証操作を行わずサーバルームへ入室した場合、退室の認証操作時に警告が発せられ、入退室の論理矛盾が発生していることをデータセンター監視ルームで検知します。
▲ページの上に戻る |