IIJ America Vol.14 April 2009
第四回: IIJA ホスティングサービス「Point Red」VPSの利用方法
仮想専用サーバVPS

VPSサービスを利用する事による最大のメリットは、低コストでありながら専用サーバと同等の環境が利用できる点ですが、Point RedのVPSサービスは低価格というだけではなく、お客様のデータをお預かりする、というホスティングサービスの最も基礎となる部分を最重要視しています。インターネットへ接続される各ネットワーク機器(ルータやスイッチ、Firewall等)、そしてVPSサービスを行うハードウェア、ストレージ、電源、各種インターフェイスの全てが、完全に冗長化されているため、万が一、機器の一部に問題が発生した場合でも、自動的に正常稼動している機器へと交代し、サービス停止が起こらないように設計されています。また、大容量なメモリによって、各種アプリケーションの動作へも十分に対応できる仕様となっています。

今回の特集では、Point RedのVPSサービスを利用する事で得られるメリットを、更にお伝えしていきたいと思います。

VPSの利用用途はとても幅広く、大量のアクセスが発生するウェブサーバから、高度な仕組みを持つデータベース系アプリケーションの運用、各種開発環境、テスト用環境等々、様々な場面での利用が可能となっています。またご存知の通り、IIJグループのバックボーンは、日本への接続も快適な通信環境となっており、アメリカから日本へのウェブサイト公開にも十分に対応できます。

では、それぞれの内容を、もう少し詳しく見ていく事にします。

■大容量メモリを活用した、大量のアクセスが発生するウェブサーバとしての利用。

ここ最近は、静的なウェブサイトであったとしても、Apacheの1プロセスが利用するメモリ容量が大きくなる傾向にあります。サーバで利用できるメモリ容量が少ない場合、同時アクセス数を低く抑える必要に迫られます。それではせっかくの人気ウェブサイトも、アクセス要求に対応できず、閲覧するユーザを待たせる結果となってしまいます。Point Redでは最大2GBのメモリ空間が利用できるプランもありますので、同時に稼動できるプロセス数を十分に確保し、大量のアクセスを処理することができます。

■手軽に、そして本格的に運用できるLAMP/LAPP環境。

データベースサーバと連動し、動的なウェブコンテンツを構築するための環境としてよく挙げられるLAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP/Perl/Python)やLAPP(Linux+Apache+PostgreSQL+PHP/Perl/Python)も手軽に利用する事ができます。これらの環境で動作するアプリケーションは、ブログ、ショッピングカート、コミュニティ系ツール(SNS等)、CMSなど様々ですが、高価な専用サーバを利用せずとも、VPSであれば低価格で運用することが可能です。

■開発用、実験用サーバとして。

既に稼動しているLAMP/LAPP環境があり、更にもう一台、開発用にサーバ必要となった場合、同様の高価なサーバを調達するのではなく、低価格なVPSサービスを利用するのも1つの方法です。低価格なサービスではあっても、他のLinux(CentOS)と、ほぼ変わりのない環境を構築することが出来るため、十分なコストパフォーマンスを引き出すことが可能です。IIJA VPSサービスでは、低価格な環境ではあっても、高価な冗長化システムと同様の安定度を実現しています。もちろん、開発用としてだけではなく、実運用サーバとしてのご利用にも十分に対応できる品質です。