National Baseball Hall of Fame and Musuem
大導寺 牧子
野球にはあまり関心のない私は、当初、野球の殿堂内の展示を見終わるのに小一時間もかからないだろうと思っていました。ところが、展示品や説明文、殿堂内のシアターで上映される作品はどれも興味深く、昼食をはさんで合計4時間ほどの時間を費やしていました。
展示でもっとも興味深かったのは、ベーブルースのコーナーで、ベーブルースが息を引き取る直前に自らの自伝に書き残したサインが展示してあります。また、ニューヨークヤンキースとボストンレッドソックスとの因縁、戦時中の女性野球チームの台頭、黒人選手の活躍と差別との戦い、野球のルールの誕生など、野球というスポーツとその文化の歴史を深く知ることができました。
現代のコーナーでは、野茂選手がノーヒットノーランを達成したときのサインボール、新庄選手のバット、イチロー選手のグローブとシューズ、松坂選手のユニフォーム、松井選手のバットなど日本選手の活躍を物語る品々がところ狭しと展示してあり、ファンにはたまらない空間です。
日米野球の資料も多く、日本とアメリカの野球を通した交流の深さに感慨しました。語りつくせないほど内容の濃い本館では熱心に耳を傾ける女性達も多くみかけました。
詳しくは以下のサイトよりご覧になれます。
http://web.baseballhalloffame.org/museum/
地ビールのブリュワリー、OMMEGANG
ニューヨークの酒屋ではポピュラーな、地ビールOMMEGANG。アメリカにしては珍しく、ベルギースタイルのビールを造っていて、日本のビール瓶とほぼ同じ容量のビン詰めで売られています。もちろん、ブリュワリーツアーに参加するとビールの試飲ができ、ほぼ全種類を堪能できます。ホワイトエールのWITTEはフルーティでオレンジの香り、夏にぴったりです。Farmhouse Saisonという種類のHennepinは、ホップのしっかりとした風味をもった複雑でくせになる一本。私のお気に入り、アンバーエールのRare Vosはオレンジとキャラメルのアロマが溶け合う、クリーミーでリッチなこれぞベルギービールといったテイスト。Three Philosophers、これはすごい!ダークチョコレート風味でありながら、しっかりとモルトを感じられる、表現できない味です。ぜひ体験してみてください。ブリュワリーは、試飲中に知らない者同士もいつのまにかビール談義に花が咲いてしまう、とてもオープンな場所でした。
http://www.ommegang.com/index.php
Fly Creek Cider Mill & Orchard
お子様連れの方にはここがおすすめ。りんごサイダー(ノンアルコール)は、スーパーで売られているリンゴジュースとはまったく異なり、とても自然でまさに「りんご」なジュースです。アヒル達の餌付けをしたり、売店のジャンクフードを楽しんだり、のどかな時間を過ごすことができます。
http://www.flycreekcidermill.com/
グルメ:Yum Yum Shack
OMMEGANGの店員さんに聞いたおいしいお店、YumYum Shack。シーフードをメインにしたメニューは、どれもオリジナリティに溢れていて目移りしてしまうほど。ホワイトクラムソースのパスタは地元の味だそうで、クリーミーなソースを想像しがちですが、ニンニクとあさりとハーブのさっぱりとした味です。サーモンのグリルもまたおいしく、厚みのあるサーモンはかりっと仕上がり、付け合せのポレンタもユニークでした。一番は、やはりブイヤベース。たっぷりの魚介類がサフランベースのすこし甘めのスープとマッチして、本当においしい!最後の一滴まで大事に食べてしまいました。
http://www.daveneil.com/yumyum/index.html
Fly Creek Harmony House Café
Fly Creekのダウンタウン(?)にある、かわいらしいカフェ。カントリー調の内装と、バーガー、サンドイッチ、パニーニをメインとしたメニューがマッチしていました。味はこれがまた本格的で、クーパーズタウンの奥の深さを感じさせられました。古きよきアメリカを醸し出す街角に、このカフェはありました。
Doubleday Café
Doubleday氏は、野球のルールを作ったことで有名な人で、近くにはDoubleday球場もあり、クーパーズタウンの名士です。そんなDoubledayの名を冠したカフェ。野球の殿堂から徒歩3分、クーパーズタウンのメインストリートにあります。ここではビールなどのアルコールも飲むことができますし、食事はアメリカンです。Today’s Specialの野菜のキッシュは、ほろほろと柔らかい触感でとてもおいしかったです。甘いチョコレートケーキ(店員さんおすすめ、ジラルデリチョコ使用)にアイスクリームをトッピングして、Bottomlessコーヒー(おかわり自由)とともに幸せな時間を満喫できます。
おまけ:Otsego Lake
クーパーズタウンのもうひとつの象徴、Otsego Lakeは、別名Glimmer Glass(輝く湖面)と呼ばれる、透明でとても綺麗な湖。早朝のランニング時に見た湖はうっすらと霧がかかり神秘的でもありました。この湖のほとり、Leatherstocking Golf Courseでのゴルフもきっと気持ちがいいと思います。
http://www.otesaga.com/LGC/index.shtml
Accommodation
クーパーズタウンには、リゾートホテル、Inn、B&B、モーテル、チェーンホテルと多様な宿泊施設があります。今回の小旅行では、Innに宿泊しました。B&Bよりも部屋数がありますが、雰囲気としてはだれか知り合いの家に泊まっているような感じで、朝食付きで一人$70弱で泊まることができます。
片道4時間のドライブ、一泊二日の小旅行でしたが、マンハッタンとはまったく違うアメリカの一面を見ることができ、かつ、知的好奇心が満たされ、胃袋も満たされるクーパーズタウン、まだ訪れたことのない方はぜひ、夏休みにでも遊びに行ってみてください。
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