IIJ AmericaVol.17 January 2010
CEOからの新年のご挨拶
謹賀新年

IIJ America Inc
President & CEO 小林 弘一

1996年以来、IIJ America Incは株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)(東証1部上場)の100%米国子会社として、IIJの米国ネットワークを運用しています。その太平洋をつなぐ回線帯域は年々増加していて、今年は80Gbpsの規模になります。主に企業向けにインターネットサービスを提供しているIIJのネットワークがこれだけの帯域に達したということは、企業にとってインターネットが社会インフラとして必要不可欠の存在になっている証左だと思われます。

そこで、“1年の計は元旦にあり”ということで、我々“The Internet”をビジネスの生業にするサービスプロバイダーとして、ここ1-2年のネットワークの動向について少し考えてみたいと思います。なかなか先のことを語るのは難しいのですが、そのヒントは“クラウド”というキーワードにあるのではないかと思います。昔からインターネット網を表現するのに雲(クラウド)の絵をつかってきましたが、そのインターネットが進化して、今や企業の個別のシステムを、この“クラウド”上で実現できるような世の中になりました。

とはいえ、アプリケーションレベルまで見渡してみればまだ発展の過渡期にあり、企業の情報システム担当者からの視点からみれば、すべてを“クラウド”上でシステム構築する判断はちょっと先の将来の話となります。そんなムードを反映して、IIJでは、昨年IIJ GIO(ジオ)というクラウドサービスのラインアップを発表し、Private CloudとPublic Cloudという二つのConceptを発表しました。IIJ グループでは2000年よりiBPS(Integration & Business Platform Service)というアウトソーシングサービスを提供してきました。今でいうPrivate Cloud的なサービスのはしりです。そのアウトソーシングサービスをもう一歩先の企業のインターネット利用に向けて昇華させたのがIIJ GIO(ジオ)です。いづれは米国からもIIJ GIOを利用できるような環境づくりをめざしていきます。

2010年のIIJ America Incでは、Cloudサービスの展開とまではいきませんが、仮想化技術を使ったHostingソリューション(Point Red)、Zimbraベースのメールソリューション、MPLS網やIPsecベースのネットワークソリューション、ファイアウォールLog Analyzer、Email Defense(Spam対策)、Message Archivingなどの個別のコンポーネントを顧客最適に組み合わせた、トータルネットワークソリューションを提供してまいります。

2010年は中間選挙の年です。また、アメリカ経済にとって、2009年に引き続きでChallengingな年であるかと思いますが、この厳しい時代を生き抜くべくお客様とともにIIJ America Incはさらなる挑戦を続けていきます。

常にイニシアティブを発揮し続ける企業であらんとして。